募集要項

受講料 30,000円(消費税込)

※受講料には教材費・オンライン研修費用が含まれています。
※既納の受講料は返却できません。『オンライン開催の概要』(募集案内に記載)を確認したうえで、入金してください。

募集期間

随時受付

申込方法
研修方法

eラーニング

対象者 医師事務作業補助業務に就いている方
医師事務作業補助業務に就く予定や希望のある方

医師事務作業補助者コース概要

 医師の働き方改革が広がる中で、医療は様々な職種のタスクシフトが図られる時を迎えています。医療専門職が本来業務に専念する意味においても、医療分野について専門的な教育を受けた事務職の存在が大きくなっています。
 2008年度の診療報酬改定で医師事務作業補助体制加算が新設されると医師事務作業補助者は急速に急性期の医療機関に配置されるようになり、2020年度には、急性期に関連した施設要件が緩和され、今では全国の医療機関に普及しています。

 本コースはWeb式を採用し、日本病院会通信教育の1コースとして診療情報管理士教育に並んで設置されていますが、病院勤務者はもちろんのこと、一定の条件でどなたでも受講することが可能です。
 また、本コースの研修内容は、実際に医師事務作業補助者を配置する際に必要となる32時間の指定された教育要件にも準拠し、施設基準の条件を満たしたカリキュラムが組まれています。病院機能を最大限に生かし、より良い医療を展開するために、本コースが大きな役割を果たすと確信しております。

日本病院会診療情報管理士通信教育
    医師事務作業補助者コース小委員会 委員長
須貝 和則

【医師事務作業補助者とは】

医師の指導の下に事務的な業務をサポートすることが認められる職種です。
その呼称は病院によって様々で、医療秘書や医療クラーク、メディカルアシスタント(MA)などと呼ばれています。

主な業務内容

  1. 診断書や紹介状などの「医療文書の代行入力」
  2. 医師の外来診療や病棟回診などに同席して行う「診療記録の代行入力」
  3. 院内での会議の準備、手術の症例登録
  4. 厚生労働省などに報告する診療データの整理
    ※業務は多岐にわたり、病院ごとの実情により特色あるものになっています。

研修内容

研修の内容は以下の項目に係る基礎知識を習得します。

  1. 医師法、医療法、医薬品医療機器法、健康保険法等の関連法規の概要
  2. 個人情報の保護に関する事項
  3. 当該医療機関で提供される一般的な医療内容及び各配置部門における医療内容や用語等
  4. 診療録等の記載・管理及び代筆、代行入力
  5. 電子カルテシステム(オーダリングシステムを含む)

※研修時間は、オンライン研修会32時間となります。
※各学習項目および学習項目の目安は以下になります。
※ただし、医師事務作業補助体制加算の施設基準に定められた指定研修には、基礎知識習得に係る研修のほか、
 業務内容ついての研修を実施することとされていますので、本コース受講以外にも必ず、業務上の研修を行うようご留意ください。

オンライン研修会 研修項目(32時間分) 時 間
1.医師事務作業補助者のあり方と接遇・個人情報の保護 3時間
2.診療支援業務と配置部署における診療の流れ 4時間
3.医療情報システムと電子カルテ(診療録の記載・管理・がん登録含む) 3時間
4.保険診療概要 4時間
5.医師法、医療法、健康保険法等の関連法規の概要 2時間
6.医学一般と感染対策 5時間
7.医療安全 2時間
8.薬剤の基礎知識(処方せんの知識) 2時間
9.検査一般の知識 2時間
10.診断書・証明書等の実務 5時間
合計 32時間

医師事務作業補助者 基礎知識研修 修了証明書

診療情報管理士認定者・日本病院会 診療情報管理士通信教育の修了生を対象(ともに条件有)に基礎知識を習得するための研修は受講済みとして、所定の申請により、基礎知識研修修了証明書を発行します。
これは、平成30年10月9日に厚生労働省より疑義解釈(※)が発出され、診療情報管理士は、現行の教育カリキュラム内にて、すでに医師事務作業補助体制加算に関する施設基準に基づく所定の基礎知識を学習しているためです。
詳細・申請はこちらをご覧ください。

※厚生労働省 保険局医療課 疑義解釈資料の送付について(その8)
 「医師事務作業補助者が配置前に基礎知識を習得するための適切な内容の研修を既に受けている場合は、再度基礎知識を習得するための研修を行う必要はない。
 ただし、業務内容についての6ヶ月間の研修は実施すること。」

お問合せ

一般社団法人 日本病院会 教育課