◎JCIが東京で病院、医療センター認定向けの実習を開催

【オークブルック(米イリノイ州)2014年6月6日PRN=共同JBN】Joint Commission International(JCI)の職員団は病院、学術機関医療センターのリーダーに対する認定、質の改善に関する国際実習を東京で開催する。この種のイベントが日本で開催されるのは初めてである。5日間のプログラムは7月28日から8月1日まで開催され、プレゼンテーションは英語と日本語で行われる。

この実習はJCIの認定を受けていないが認定取得を考えているか一次調査の準備をしているヘルスケア組織向けのJCIの最も包括的な教育プログラムである。このイベントはJCI認定機関となり、JCIの「Gold Seal of Approval(承認の金シール)」(登録商標)取得に成功するために参加者が必要とする行為、知識を提示する。

プレゼンターたちは患者ケアと安全性に関するJCIの厳密な標準、法令順守達成へのプロセスを説明する。行動プロセスの調査を見るために参加者は、福井次矢院長のリーダーシップの下でJCI認可を受けた東京の聖路加国際病院を通じて、シミュレーション化されたトレーサーでJCI専門家をフォローする。実習コースは2013年にリリースされ、近く利用可能になる日本語版のJCIの病院認可標準第5版による法令順守達成に集中している。このアップデートされた病院マニュアルは医療専門家教育や人間対象の研究など学術医療センターの特殊な関心の標準について述べている。

鴨川市の亀田メディカルセンターは2009年に日本で初めてJCI認可を達成した病院になり、2012年に再認可された。日本病院会(JHA)はヘルスケア専門家の認可取得準備を助けるため、実習をサポートしている。

JCIアジア・太平洋地域諮問会議のメンバーであるJHAの堺常雄会長は「JCI認可は世界的なヘルスケアのゴールド標準だとみなされている。日本では8病院が認可されており、多くの病院が認可を求めている。JCIのプロセス、JCIの評価法、質向上戦略、厳しい標準を知ることが不可欠である」と語っている。

亀田グループ会長で亀田メディカルセンターCEOの亀田隆明博士は「JCI認定は終わりのない旅であって到達点ではないので、JCIの実習、認定アップデート・セミナーへのスタッフの参加は重要である。継続的な質の改善と患者の安全性に対するJCIの世界的なアプローチを理解することは、われわれの組織の文化をよりよいものにする方向に導いた価値ある投資だった」と述べている。

JCIは域内のヘルスケア組織にサポートを提供するためアジア・太平洋事務所を運営しており、最近そのウェブサイトの日本語版をリリースした。JCIのPaul Chang副社長(認定、標準、判定担当)は「JCIは何年も世界各地で実習をおこなって成功してきた。JCI認可への地元の関心が高まっているのに応えてこの先端的コンテンツを日本で開くことに興奮している。JCIの権威ある「Gold Seal of Approval」取得を求める日本の病院、学術機関医療センターが増えているので、わが社のスタッフは質と安全性のチャンピオンだと認められるのに必要なサービスと教育を提供するうえで有利な立場にある」と指摘している。

JCIの東京実習に登録するにはJCIのウェブサイトへ。日本語への同時通訳がすべての参加者に提供される。

Joint Commission International(登録商標)(JCI)はJoint Commission(登録商標)の完全所有非営利子会社であるJoint Commission Resources, Inc.(登録商標)の1ディビジョンとして1994年に設立された。国際的な認定、諮問サービス、出版、教育プログラムを通じて、JCIは患者ケアの質の改善を助けることによってJoint Commissionの使命を世界に広げている。JCIは100カ国以上で国際的なヘルスケア組織、公共保健機関、保健省などを支援している。

▽問い合わせ先
Elizabeth Eaken Zhani
ezhani@jointcommission.org
+1.630.792.5914

ソース:Joint Commission International
 
 
2014 JCI Tokyo Practicum   ※画像ClickでPDFが開きます

 
JCI Viewbook   ※画像ClickでPDFが開きます