ヴィジョン、使命、活動
国際病院連盟(IHF)のヴィジョンは、適切に管理された病院や医療サービスが利用でき、すべての個人が健康を最大限に謳歌できる、健康なコミュニティからなる世界です。
IHFの使命は次の通りです。
IHFは、国際イベント、マネジメント研修コース、情報サービス、刊行物、コンサルテーションを通して活動する「ナレッジ・ハブ(知識の集積場所)」であり、医療分野の管理に関する知識や経験の交換を促進する世界的なリーダーとなることを望んでいます。エビデンスに基づく情報の普及を通して、世界中の患者ケアの質の向上を支援します。具体的には、医療分野のグローバルな変容についての情報提供を行うことにより、病院の意思決定者による健全な戦略設定を助け、政策立案者の政策策定に影響を及ぼすことを目指しています。
IHFでは、その使命や価値観に沿ったイベント、刊行物、ネットワーキング、プロジェクトを通して、ヴィジョンの普及に努めています。これらの活動で特に重視されるのは、病院および医療サービスのリーダーシップや管理に関する情報であり、先進国と発展途上国の両方に重点を置き、国や組織および個人の間の対話によって達成可能な学びを重視しています。これらの目標を達成すべく、IHFでは、病院および医療管理におけるベストプラクティス、政策や病院戦略に関連する問題について情報やアイデアを収集、整理、発表し、そうした情報やアイデアの交換を促しています。また、組織における医療の促進や提供をサポートする環境作りを支援しています。さらに、公立および私立の病院や医療関連組織、コミュニティ、商業団体の間の相互作用を促す国際的なパートナーシップの育成を図っています。
刊行物やイベント、プロジェクトに加え、IHFでは、他の種類の会員サービス(医療関連組織の戦略、管理およびリーダーシップに関する知識と経験の交流ならびに方針の設定を促進・支援するための橋渡しなど)も提供していく予定です。IHFは、ネットワーキングを通して、各国の新たな病院連盟の結成をサポートし、より多くの国々をIHFの活動に取り込み、会員規模の拡大を図ることにしています。