IHFの概要
国際病院連盟（IHF）は、1929年に設立された国際病院協会（International Hospital Association）を前身とする団体です。医療分野を主導する意思決定者を代表する唯一の組織であり、グローバル化が急速に進行している環境における社会の健全性向上というただ一つの目的で結ばれています。
保健のグローバル・ガバナンスの中心地である、スイス、ジュネーブ(Guneva)に本拠を置くIHFは、病院、各国の病院協会、医療関連組織のための世界レベルのフォーラムやナレッジ・ハブ（知識の集積場所）として、保健分野の運営における政策指針を提供し、戦略的情報や経験の共有を促進しています。
IHF会員と保健のグローバル・コミュニティは、パートナーシップ、イベント、プロジェクト、豊富な知識を通じて、以下の提供を受けることができます。
- 国際政策の場における意見
- 現在の保健分野におけるリーダー、政策決定者、規制当局、医療従事者が交流し、情報と慣行を共有し、意見や経験を分かち合うことができる、非常に貴重な作業環境
- 患者のケアに最大限の安全性と効果をもたらし、効果的な予防を促進し、最終目標である優れた業績を上げることができ、持続可能な医療システムを実現するツール
会員資格
国際病院連盟はさまざまな国や組織の利害関係者が、知識や情報の交換、取得、共有、統合、普及を行えるように中立性の高い資格設定を行っています。会員には次の3つの種類があります。
- 正会員：
- 主に世界中の国、政治的単位、地域の病院など、医療関係組織を代表すると認められるすべての協会や機構を対象とします。
- 準会員：
- 主に病院など医療関係組織と、医療提供に深く関与するその他機関のうち正会員の資格を満たさない者を対象とします。準会員は医療関係組織のうち、資格を満たさないなど、正会員になることができない組織を代表すると認められる協会や機関も対象とします。
- 名誉会員（終身）：
- IHFに対して著しい貢献があった、またはIHFの使命と関連する分野で功績のあった個人または組織に対して授与されます。
